前回,『私が恋した国』でカナダについて話しましたが,
留学中に,私は自分が当たり前:スタンダードだと思っていたことが当たりまえではなかったのだと気付くことが沢山ありました!
1.日本の国内旅行は最高だった!
留学前には,カナダ留学中に週末にカナダ国内旅行をしようと計画していました.
日本では北海道在住ですが,格安航空券なども多くあるので時期や曜日を気にしなければ,1万円で航空券が購入できますし,ハイシーズンでも5万円あれば早めの予約で往復できてしまいます.
こんな感覚で,カナダ国内旅行を画策していたわけです.
しかし,アルバータ(AB州)のお隣のブリティッシュ・コロンビア(BC州)のバンクーバーに行く予定を立てた時に,驚愕しました.
いまは少しお値段安めのものもあるようですが...当時は1時間半のフライトのみで往復 $ 600 しました!
しかも,ハイシーズンではない,通常の土日で.
ホテル代を含まず,純粋な飛行機代のみです.
学生の私には痛い出費でした...
当時は,一緒に行く友人のバンクーバーに住むお友達の家にお世話になる予定だったので,飛行機代のみで旅行を決行し,ありがたいことに宿泊代がかからなかったのですが...
この短距離でこの値段ならば,もっと遠いトロント,ケベック,イエローナイフはどうなってしまうのか...!?
と恐ろしくなりました.
でも,これで私が当たり前の感覚としていた持っていたものが,当たり前でないことが分かりました,笑
2. 若者の社会貢献への関心度がこんなにも違うとは!
カナダは,ボランティアが根付いています.
病院や学校,介護施設や養護施設での様々なボランティアの他に,献血センターでの受付などもありました.
高校生・大学生が当たりまえのように色々なイベントでのボランティア活動をしていました.
高校では,夏休みを利用して南米の発展途上国に行き,生活の基盤作りに貢献したりしている学校もありました.
アルバータ大学は,総合州立大学で大学病院も併設していたのですが,大学には,月に何度か【Pet therapy】というものがあり,犬と触れ合うことで学生の試験期間のストレス軽減や心の平穏を取り戻すような取り組みもありました.
また,国際色豊かなカナダならではですが,新しい留学生を先輩留学生がサポートする体制が万全であったり,心のケアも,プロフェッショナル(臨床心理士や心理カウンセラー)の他に,学生によるボランティアとしてのサポートもありました.
ボランティアを通して,リーダーシップスキルを学んだり,グループの一因として動くことを学んだり,何より,友達や仲間が作れることは大きな収穫になるでしょう.
カナダは,就職する上で【Reference】というのが非常に大切になっています.その人がどのような人物で,会社に何をもたらしてくれるのか?そのようなことも考慮して就職活動が行われるようです.在学中に関わったイベントや,リーダーシップの経験,アルバイト経験など,これらがすべてその人の人となりを表すものとなっていきます.
日本も少しづつ変わりつつありますが,何を勉強してきたか,どんな知識を持っているか?だけではなく,総合的に,その人が何をしてくれるのか?どんな良い影響をもたらすのか?を求められる社会なのだと感じました.
日本では,あまりボランティアは盛んではないのが現状だと思いますが,これから日本の社会も求められるものが変化していくのだと思います.個人的に,資格を持っていることはメリットになると思いますが,学歴社会と呼ばれるものは,少しづつ変化していくのだろうと思います.
だからこそ,本当は何をしたいか?
が大切になってくると思います.
カナダ社会では,社会にどのように貢献することが大切なのか?を若いうちから考えるようになっていて,それが社会に出ても影響してくることに,とても感銘をうけました.
良い・悪いではありません.色々な考え方,生き方があるのだなと,世界は広いのだということを肌で感じることができました.
このように,自分の世界だけでは見ることのできなかった経験・体験をできることが留学や旅行の醍醐味だと思います.
自分の当たり前が壊れると,世界が広がりました.
自分が悩んでいたことが,とてもちっぽけに感じられたり,選択肢が広がったり.
自分がいるフィールドにいる人と話すことも,【自分の当たり前】を壊すきっかけになります.
NLPを学び,千夏さんを始めとする#チーム千夏の仲間たちは私が今まで勉強している【医療】【薬学】の世界とは違うフィールドで活躍されているかたばかりでした.
講義のたびに,大きな学びがあり,自分の世界が広がっていることに気づきました.
コーチングは,選択肢を最大限に広げることができます.
モヤモヤ悩んでいるのは,自分の世界だけで捉えがちだからかもしれません.
そんなモヤモヤを解消し,笑顔で前を向いて歩んでいけるように,サポートできるコーチとして,今後活動していきたいと思っています.
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