初めて海外に行ったのは8歳の時.
アメリカ合衆国、ニューヨーク州のマンハッタン.家族全員で行くと決めてくれた両親について,初めての海外でした.
当時の私は小学校3年生で、学校の授業にまだ『英語』がないのでA,B,C....すら知らない、本当に0からのスタートでした.
両親にとっても初めての海外生活でしたが,
両親は,私たち姉妹を現地の公立の小学校(public school)に入れることにしました.
そして,NYで初めて小学校に行った日.
初めて担任の黒人の女性の先生に引き渡され,母と離れた時には,母に裏切られたと思うくらいショックで,パニックになりつつも,なんとか学校生活をスタートさせました.
英語は,渡米前に日本の当時の大手英会話教室でレッスンを受けていましたが,[CAT](ネコ)の発音がうまくできなくてクラスで泣いてしまったりするような女の子でした.
あまり社交的ではなく,人見知りはするし内気でおとなしく,私がアメリカ社会に馴染めるか、いじめられはしないか、両親はすごく心配していました.
しかし,結果として私はアメリカの公立小学校での沢山の素晴らしい友だち・先生に囲まれて学校生活を送ることができ,一度も『学校に行きたくない』ということはありませんでした.
むしろ,帰国時に『日本に帰りたくない』と言い出して両親が困惑したくらいです.
そのくらい,私はアメリカでの生活が楽しく,本当にのびのびと生きていました.
その公立小学校が,
・親の渡米に伴ってきた家族(日本のみならず,全世界から)を受け入れる体制が素晴らしく整っていた学校であったこと.
・公立の小学校でありながら,ESL(English as a Second Language)クラスがあり,母国語が英語ではない子供は週に何度かこのクラスで英語のクラスを受けられたこと.
・現地でも教育に定評のある小学校であったこと.
上記の環境に加えて,私の年齢が『8歳』という非常に大事な時期であったことも,1年間という短いような期間が私のそれからの人生に多大な影響を与えた要因だと考えています.
この1年間は,間違いなく私の人生に大きな影響を与え,ものすごく良い意味で変えてくれました.そして,何よりも私達家族の絆が一層深まりました.
この経験から,私の中で将来は世界に飛び出したいという気持ちが根付きました.
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